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ドミナントの見分け方|導く人と、支配したいだけの人の違い

ドミナントを見分けるときに、いちばん確かな手がかりは「やめて」と言ったときに止まる人かどうかです。合意のうえで関係を導くドミナントと、相手を思いどおりにしたいだけの人とでは、名乗る言葉は同じでも、限度の扱い方と、関係の外でのあなたへの接し方がまったく違います。

相手を探しているなかで、こんな不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

  • 「ドミナントです」と名乗る人を、どこまで信じていいのか分からない
  • 主従関係とモラハラの境目が、自分ではよく分からない
  • 委ねたい気持ちはあるけれど、怖い思いはしたくない

カウンセラーの真柴 渉です。私どもは、当人どうしが直接やりとりする形ではなく、事務局が間に入る仲介型の相談所として、ご入会の前に男性も女性も全員と面談してきました。この記事では、主従関係とモラハラ・支配の違いを整理したうえで、安全な相手を見分ける7つの目安と、相手の見極めをひとりで引き受けないための方法をお伝えします。

目次

ドミナントの見分け方は「名乗り」ではなく「振る舞い」で

ドミナントとは、ドミサブ(D/s)の関係で、合意のうえで関係を導き、委ねられたことへの責任を引き受ける側のことです。言葉の意味やサディストとの違いは、ドミナントとは?意味とサディストとの違い、信頼できる人の見分け方でくわしくまとめています。

「ドミナント」は、誰でも名乗れる言葉です

「ドミナントです」「Sです」と名乗ることには、資格も確認もいりません。口調が強いこと、自信がありそうに見えることも、導く力や責任感とは関係がありません。

委ねたい気持ちが強い方ほど、名乗りの強さに安心してしまうことがあります。けれど見ていただきたいのは、その人が、あなたの「いやです」をどう扱うかです。

見るべきは、合意・限度・関係の外での接し方

導く人かどうかは、次の3つに表れます。

  • 合意:始める前に、何をどこまでするかを話し合おうとするか
  • 限度:「ここから先はしたくない」を、言われる前から確かめようとするか
  • 関係の外:あなたのお仕事や人付き合い、暮らしを尊重しているか

ドミサブの関係は、二人で決めた範囲の中で結ぶものです。その範囲の外にまで踏み込んでくる人は、導いているのではなく、支配しようとしています。

主従関係とモラハラ・支配の違い

主従関係もモラハラも、外から見れば「上下がある関係」に見えるかもしれません。けれど、その中身は正反対です。

合意のある主従関係(ドミサブ)モラハラ・一方的な支配
始まり方二人で話し合い、合意して始めるいつのまにか始まっている
限度始める前に確かめ合い、守られる決めていない、または無視される
「やめて」と言ったらそこで止まる責められる、聞き流される
関係の範囲二人で決めた範囲の中だけ仕事・お金・人付き合いにまで及ぶ
見直しどちらからでも、いつでも話し合える言い出すこと自体が難しい
関係が続く理由安心と信頼怖さや罪悪感
周りの人との関係そのまま大切にできる少しずつ離されていく

違いは「上下があるか」ではなく「やめられるか」

ドミサブの関係にも、役割としての上下はあります。違いは、その上下を、委ねる側がいつでも見直せるかどうかです。

合意のある主従関係では、サブミッシブが「やめて」と言えば止まり、「この形は合わない」と言えば話し合いになります。委ねることを選んでいるのはサブミッシブ自身で、その選択はいつでも取り消せます。委ねる側の気持ちについては、サブミッシブとは? M女性との違いと「委ねたい」気持ちの正体でもお話ししています。

「主従だから」は、理由になりません

「主従関係なのだから、従うのは当たり前」「サブミッシブなら我慢するものだ」。こうした言葉で、合意していないことを求められることがあります。

けれど、ドミサブの関係は、合意を前提に成り立つものです。合意のない命令や、人格を否定する言葉は、主従の役割ではなく、主従を口実にした別のものです。モラハラ(相手の尊厳を傷つける精神的な嫌がらせ)と呼ばれるものと、根は同じです。

怖さや罪悪感で続く関係は、ドミサブではありません

会うたびに緊張する。機嫌を損ねないように、いつも気を張っている。離れようとすると、自分が悪いような気がしてくる。

もしそう感じているなら、その関係を続けている理由が、信頼ではなく怖さや罪悪感になっていないか、一度立ち止まって考えてみてください。委ねる関係は、安心していられることが土台です。

安全な相手を見分ける7つの目安

SNSや掲示板で知り合った相手、これから会うかもしれない相手を見るときの目安です。一つ当てはまらないからといって、すぐに危険というわけではありません。いくつかを重ねて、落ち着いて見ていただければと思います。

1. 限度とセーフワードの話を、相手から大切にする

始める前に「ここから先はしたくない」という限度を確かめ合うこと、「やめてほしい」を伝える合図(セーフワード)を決めること。これを面倒がらずに、むしろ相手のほうから切り出す人は、委ねられることの重さを分かっている人です。

反対に、限度の話をはぐらかす、「そんなものはいらない」と言う人には、立ち止まってください。

2. 関係を急がない

会う前から呼び方を決めようとする、「従うこと」を当然のように求めてくる。こうした急ぎ方は、相手を見ずに自分の思い描く形を押しつけているサインです。

信頼は、会って話し、少しずつ積み重ねていくものです。関係を急がない人のほうが、委ねる側の気持ちを待つことができます。

3. 断ったときの反応が落ち着いている

「今日は会えません」「それはしたくないです」と伝えたときに、どんな反応が返ってくるか。ここに、その人の本当の姿が出ます。

落ち着いて受け止めてくれる人もいれば、急に不機嫌になる、責める、何度も同じことを求めてくる人もいます。小さな「いいえ」が通じない人に、大きなことは委ねられません。

4. お写真や個人情報を、急いで求めない

まだ会ってもいないうちから、お顔の写真やお住まい、お勤め先などを詳しく知りたがる。こうした求め方には気をつけてください。

一度渡した写真や情報は、あとから取り戻すことができません。信頼できる相手なら、あなたが「まだ早い」と感じていることを尊重してくれるはずです。

5. 初めて会う場所を、人の目のある場所にしてくれる

初めて会うのに、相手の自宅や個室など、人の目のない場所を指定してくる人には注意が必要です。

初対面は、ホテルのラウンジや、隣の席と距離のあるカフェなど、人の目のある落ち着いた場所で。あなたが安心できる場所を一緒に考えてくれるかどうかも、見分ける手がかりになります。

6. あなたの暮らしや人付き合いに、口を出さない

ご家族やご友人と会うことを嫌がる。お仕事の仕方やお金の使い方に指図する。連絡をすぐに返さないと責める。

二人で決めた範囲を越えて、あなたの暮らしそのものを動かそうとするのは、導くことではなく支配です。周りの人から少しずつ離されていく関係は、いちばん気をつけていただきたいところです。

7. 自分のことを、隠さずに話せる

お仕事や暮らしについて、聞かれたことに無理なく答えられる。約束の時間を守り、連絡が丁寧。導く役割は、関係の中だけで演じるものではなく、その人の日常の信頼の上に成り立つものです。

ただし、文章だけのやりとりでは、相手の話が本当かどうかまでは確かめられません。この点は、次の章でお話しします。

気をつけたいサイン(まとめ)

  • 会う前から、呼び方や従うことを当然のように求める
  • 限度やセーフワードの話を、嫌がる・はぐらかす
  • 断ると不機嫌になる、責める、何度も求めてくる
  • お写真やお住まい、お勤め先を急いで知りたがる
  • 初対面なのに、人の目のない場所を指定する
  • ご家族やご友人との付き合いを減らすよう言ってくる
  • 「主従なのだから」「サブなら当然」と、合意のないことを求める

「ドミサブは危険」と言われるのはなぜか

「ドミサブ」や「主従関係」と検索すると、「危険」という言葉が並ぶことがあります。けれど、危ないのは、合意のうえで結ぶドミサブの関係そのものではない、と私どもは考えています。

危ないのは関係ではなく、確かめられないまま会うこと

SNSや掲示板、当人どうしが直接やりとりするマッチングサイトでは、相手の名乗りを確かめる手立てが限られます。独身かどうか、お仕事、どこに住んでいるのか。文章とお写真だけで確かめられることは、限られています。

そのうえで、会うかどうかの判断も、会う場所の判断も、お断りの連絡も、すべてご自分で引き受けることになります。委ねたい気持ちが強いときほど、この「ひとりで見極める」ことが重くのしかかります。

委ねる側だからこそ、相手選びは慎重でいい

「疑うのは失礼かもしれない」と遠慮してしまう方もいます。けれど、委ねる関係を結ぶからこそ、相手を選ぶ目は慎重であっていいのです。信頼できる相手ほど、確かめられることを嫌がりません。

SMの相手の見極めを、ひとりで引き受けないために

相手を見極めることは、とても大切です。ただ、それをすべて委ねる側の女性がひとりで背負う必要はない、というのが私どもの考えです。

当人どうしが直接やりとりする場と、仲介型の違い

SNS・掲示板・マッチングサイト仲介型の相談所(イディオ)
相手の身元の確認ご自分で判断する事務局が身分証で確認してからご紹介
会う前に相手と話している人基本的には当人どうしだけ事務局が全員と面談している
会う日時と場所当人どうしで決める事務局が調整する
お断りの連絡ご自分で伝える事務局からお相手に伝える
お写真求められることが多いお預かりしない

どちらが良い悪いではなく、何をご自分で引き受けることになるかが違います。

ご紹介の前に、事務局が確かめていること

イディオでは、ご入会の前に、男性も女性も全員とビデオ通話で面談しています。

  • 男性は、身分証でお名前・ご住所・ご年齢・今のお仕事の内容を確認しています
  • お問い合わせの文面と面談の両方で、女性が安心してお会いできる方かどうかを確かめたうえで、ご入会をお受けしています
  • 面談で目的をうかがい、その日限りのお相手をお探しの方には、ご入会をお断りすることがあります
  • 嗜好については、委ねたい側か導きたい側かという、大まかな方向をうかがっています

名乗りだけで判断せず、事務局が確かめたうえでご紹介する。これが、当人どうしが直接やりとりする場との、いちばん大きな違いです。

面談は、安心の土台です

面談は、手間に感じるかもしれません。けれど私どもは、面談を「会う前に、事務局がお相手とビデオ通話でお話ししていること」という安心の土台だと考えています。お相手の男性も、同じ面談を受けてからご紹介に進んでいます。

→ イディオの三つのお約束は、トップページの「お預かりしないから、守ることができます。」でご覧いただけます。

いま、不安を感じる関係の中にいる方へ

この記事を読みながら、思い当たることがあった方もいらっしゃるかもしれません。

  • 「やめて」が通じないと感じたら、距離を置いていいのです。合意は、いつでも取り消せます
  • 信頼できるご家族やご友人に、話せる範囲で話してみてください。ひとりで抱え込まないことが、いちばんの身の守り方です
  • 怖い思いをしている、身の危険を感じるときは、お住まいの地域の公的な相談窓口や警察に相談することもできます。差し迫った危険があるときは、迷わず110番を

あなたが悪いのではありません。委ねたいという気持ちは、安心できる相手の前でこそ、大切にされるべきものです。

ドミナントのお相手との真剣交際・結婚を考える方へ

イディオは、ドミサブの関係を分かり合える方と、真剣なお付き合いやご結婚を目指すための相談所です。お相手のご紹介はトビラの会が行っています。

  • ご入会面談は男女とも無料です。面談専用の公式LINEで、ビデオ通話で行います
  • お写真は預かりません。お相手にお伝えするお名前は、呼ばれたいお名前で構いません
  • お断りは事務局からお相手にお伝えします。ご自身で言いにくいことを言わずに済みます
  • お会いする日時と場所は事務局が調整し、前々日と前日にリマインドが届きます。当日はお二人でお会いいただきます
  • 全国でお引き合わせしています。おやめになるのも、いつでも結構です
  • ご入会は20歳以上の方に限ります

女性はご入会金・年会費をいただいていません。
※お約束のキャンセルや無断での不参加など、会員規約(トビラの会)に定める場合には、違約金をいただくことがあります。

→ ご面談からお会いするまでの流れは、トップページの「お会いするまで、4つの段階。」をご覧ください。

よくあるご質問

命令口調や強い言葉は、モラハラなのでしょうか?

二人で話し合って決めた役割の中での言葉と、合意のないまま、日常であなたの尊厳を傷つける言葉とは、別のものです。見分けるときは、「やめて」と言ったら止まるかどうか、関係の外でもあなたを尊重しているかどうかを見てください。言葉の強さだけでは決まりません。

会う前のメッセージだけで、相手を見分けられますか?

限度の話を大切にするか、関係を急がないかといった姿勢は、メッセージからもある程度見えてきます。けれど、年齢や独身かどうか、お仕事といった名乗りが本当かどうかは、文章だけでは確かめられません。会う前に第三者が確かめていることが、安心の土台になります。

相手を確かめようとするのは、失礼ではありませんか?

失礼ではありません。委ねる関係を結ぶ前に、相手のことを知りたいと思うのは自然なことです。信頼できる相手ほど、確かめられることを嫌がらず、あなたの不安に丁寧に向き合ってくれるはずです。

まとめ:「やめて」が通じる人を選ぶ

  • ドミナントの見分け方は、名乗りではなく振る舞い。合意・限度・関係の外での接し方を見る
  • 主従関係とモラハラ・支配の違いは、上下があるかではなく、「やめて」と言えば止まり、いつでも見直せるかどうか
  • 安全な相手は、限度を大切にし、関係を急がず、断っても落ち着いていて、あなたの暮らしや人付き合いを尊重する
  • 危ないのはドミサブの関係そのものではなく、相手を確かめられないまま会うこと。見極めを、ひとりで引き受けなくていい

委ねる相手を選ぶのは、サブミッシブであるあなた自身です。その選ぶ前の確認を、私どもが面談でお手伝いします。

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まずは、お話を聞かせてください

ご入会を決めていない段階でも構いません。ご面談は無料で、ご自宅からビデオ通話で受けていただけます。

真柴 渉

この記事を書いた人

真柴 渉

トビラの会 カウンセラー。SM・ドミサブの嗜好を持つ方の面談とご紹介を担当。パートナー成立・ご成婚多数。安全を最優先に、心の相性を大切にしたご縁づくりをお手伝いしています。

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