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ドミサブ(D/s)とは?ドミナントとサブミッシブの意味とSMとの違い

ドミサブ(D/s)とは、「導く側」のドミナント(Dominant)と、「委ねる側」のサブミッシブ(submissive)が、お互いの合意のうえで結ぶ関係のことです。SMが「どんな行為をするか」に目を向けた言葉だとすれば、ドミサブは「二人がどんな関係でいるか」に目を向けた言葉だと言えます。

SNSでこの言葉を見かけて、「もしかしたら、私のことかもしれない」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

  • SMと聞くと身構えてしまうけれど、誰かに委ねることには惹かれる
  • 「M」と呼ばれると、少し違う気がする
  • こんな気持ちを、これまで誰にも話したことがない

カウンセラーの真柴 渉です。私はご入会前の面談で、こうした思いを抱えた女性のお話を数多くうかがってきました。この記事では、ドミサブの意味と読み方、SMとの違いを整理したうえで、面談の場で見えてきた「この言葉が気になる方が、本当に求めていること」をお伝えします。

目次

ドミサブ(D/s)とは? 意味と読み方

ドミサブは、ドミナント(Dominant)とサブミッシブ(submissive)を縮めた言い方です。英語では「Dominance and submission(支配と服従)」と呼ばれ、D/s と書かれます。

「支配と服従」と聞くと、強い言葉に感じるかもしれません。けれど実際のドミサブは、一方が無理やり従わせる関係ではありません。導く人と委ねる人が、それぞれの役割を合意のうえで引き受けている関係です。

ドミサブの読み方と、ほかの呼び方

読み方はそのまま「ドミサブ」です。ほかに、次のような呼び方もあります。

  • D/s、DS:英語の頭文字
  • 主従(しゅじゅう)、主従関係:日本語での言い方

なお「ドムサブ」「Dom/Sub」という表記は、漫画や小説の創作ジャンルの名前として使われることが多く、この記事で扱う実際の関係とは別のものです。

ドミナントとは:導く側

ドミナントは、関係の方向を決め、相手を導く役割の人です。「支配する側」と訳されますが、力で押さえつける人のことではありません。相手の様子を見て、限度を守りながら導く。その責任を引き受ける側だと考えると、実態に近いと思います。

サブミッシブとは:委ねる側

サブミッシブは、判断や主導を、信頼する相手に委ねる役割の人です。「服従する側」と訳されますが、自分を失うことではありません。誰に委ねるかを選び、委ねると決めているのは、サブミッシブ自身です。ここが、ドミサブの関係でいちばん大切なところです。

BDSMの中での「D/s」

BDSMという言葉を目にした方もいらっしゃるかもしれません。BDSMは、B/D(ボンデージ/ディシプリン)、D/s(ドミナンス/サブミッション)、S/M(サディズム/マゾヒズム)を重ねた言葉だと説明されています。D/sは、その中で「関係のかたち」を表す部分にあたります。

ドミサブとSMの違い

ドミサブとSMは、よく一緒に語られますが、目を向けているところが違います。

  • SM:刺激を「与える・受け取る」という行為や感覚の側から見た言葉として説明されることが多い
  • ドミサブ:「支配と服従」。導く・委ねるという関係のかたちの側から見た言葉
ドミサブ(D/s)SM(S/M)
軸になるもの関係のかたち(導く・委ねる)行為や感覚(与える・受け取る)
役割の呼び方ドミナント/サブミッシブS/M
痛みや強い刺激なくても成り立つ伴うことが多いと説明される
関係が続く時間日常の中にも続くことがある会っている時間が中心と説明されることが多い
土台信頼と、二人で決めた約束合意と、限度の確認

痛みがなくても成り立つ関係

ドミサブの関係は、刺激の強さでは測れません。たとえば、次のようなことも、二人のあいだで決めれば主従のかたちになります。

  • 大事な予定や、その日の出来事を報告する
  • 迷ったときは、相手に決めてもらう
  • 二人だけの呼び方や、小さな約束を守る

また、首輪(カラー)を二人の関係の証として贈る「カラーリング」という習慣もあります。道具というより、結婚指輪に近い意味で大切にされているものです。

どちらか一方に決めなくていい

ドミサブとSMは、きれいに分かれるものではなく、重なり合っています。関係のかたちを大切にしながらSMも楽しむ方もいれば、関係のかたちだけを大切にする方もいます。

私どもは、嗜好は、すでにあるものを探すというより、二人の関係の中で育っていくものだと考えています。心から入る方もいれば、体の感覚から入る方も、その両方の方もいます。今の時点で、ご自分をどちらかの箱に入れる必要はありません。

ドミサブの関係を支える、信頼と合意

ドミサブの関係は、見た目には「上下」があるように見えます。けれど、その下にあるのは対等な合意です。

合意して始め、見直せる関係であること

主従の関係は、二人が話し合い、合意して始めるものです。そして、どちらかが望めば見直すことができます。最初に決めたことが、ずっと変わらないわけではありません。

限度と、セーフワード

「ここから先はしたくない」という限度は、人によって違います。多くの方が、始める前に限度を伝え合い、「これ以上はやめてほしい」を伝える合図(セーフワード)を決めています。やめてと言えば止まる。それが通じる相手だから、安心して委ねられるのだと思います。

主従とモラハラは違う

相手を怖がらせて従わせる、人付き合いを断たせる、合意のないことを求める。これはドミサブではなく、主従を口実にした別のものです。「導く人」と「支配したいだけの人」の見分け方は、あらためて別の記事でまとめます。

面談で見てきた「ドミサブ」という言葉の、その先にあるもの

イディオは、アプリのように当人どうしが直接やりとりする形ではなく、事務局が間に入る仲介型の相談所です。ご入会の前に、男女とも全員とビデオ通話で面談しています。

その面談で、これまで多くの方のお話をうかがってきました。ここでお伝えするのは、どなたか特定の方のお話ではなく、面談でよくうかがう傾向です。

「SMという言葉には抵抗があるけれど、委ねる関係には惹かれる」

面談で、この言葉は珍しくありません。痛いことや激しいことを求めているわけではない。けれど、信頼できる人に決めてもらえると安心する。見守られていると、落ち着く。ドミサブという言葉を知って、ようやく自分の気持ちに名前がついたように感じている方もいます。

同じ「SMに関心がある」というご相談でも、行為に惹かれて来られる方と、関係に惹かれて来られる方とでは、入口の温度がまったく違います。 仲介型の相談所では、この違いを面談でうかがってからお相手をご紹介します。関係を大切にしたい方と、行為の話を急ぐお相手とが引き合わされないよう、ご紹介の前に配慮できます。これは、当人どうしが直接やりとりする場では難しいことです。

求めているのは「刺激」より「安心して委ねられる人」

ドミサブという言葉でご相談に来られる女性のお話をうかがっていると、多くの方が求めているのは、特別な体験よりも「この人になら委ねられる」と思える相手です。

  • 年齢や職業といった条件より、話を聞いてくれるかどうかを大切にしたい
  • 会っている時間だけでなく、日常を一緒に過ごせる人がいい
  • 結婚しても、この関係のかたちを諦めたくない

こうしたお話は、プロフィールの項目には書ききれません。面談で直接うかがうからこそ、ご紹介に生かせるものだと感じています。

「自分はおかしいのでは」と、ひとりで抱えてきた方

面談の途中で、こうしたことを人に話すのは初めてだとおっしゃる方もいらっしゃいます。一般の婚活では打ち明けられず、友人にも話せず、検索だけを重ねてきた。そういう方は、決して少なくありません。

委ねたいと感じることは、弱さでも、おかしなことでもありません。同じ思いを持つ方が、この言葉のまわりには大勢いらっしゃいます。

男性の面談で見ているのは、名乗りではなく中身

「ドミナントです」と名乗ることは、誰にでもできます。だからこそイディオでは、男性も全員と面談し、身分証でお名前・ご住所・ご年齢・お仕事の内容を確認しています。

面談で見ているのは、肩書きや言葉の強さではありません。相手の話を聞けるか。限度を尊重できるか。その場限りではなく、関係を長く大切にしたいと考えているか。面談で目的をうかがい、その日限りのお相手をお探しの方には、ご入会をお断りすることがあります。 ドミナント側の考え方については、別の記事でくわしくお伝えする予定です。

→ イディオの三つのお約束は、トップページの「お預かりしないから、守ることができます。」でご覧いただけます。

「私はサブミッシブかもしれない」と思ったら

自分の気持ちを確かめる問い

次のような問いに、ご自分がどう感じるか、ゆっくり考えてみてください。

  • 大事なことを、信頼できる人に決めてもらうと、ほっとする
  • 刺激そのものより、見守られている感覚に惹かれる
  • 相手の期待に応えられたとき、満たされる
  • 一時の関係より、長く続く関係の中で委ねたい

いくつか当てはまったとしても、それで何かが決まるわけではありません。言葉は、ご自分を知るための手がかりの一つです。

SNSや掲示板で相手を探す前に

言葉を知ると、同じ言葉を使う相手を探したくなるものです。ただ、当人どうしが直接やりとりする場では、相手が誰なのかの確認も、会う場所の判断も、お断りの連絡も、すべてご自分で引き受けることになります。 「ドミナント」という名乗りだけで相手を信じてしまうのは、委ねたい気持ちが強い方ほど危ういことがあります。

ひとりで確かめなくていい

面談は、手間に感じるかもしれません。けれど私どもは、面談を「会う前に、事務局がお相手と会っていること」の証明だと考えています。会う前に人と会い、確かめてからご紹介する。それが、委ねる側の方が安心して一歩を踏み出せる形だと思うからです。

ドミサブの真剣交際・結婚を考える方へ:イディオでできること

イディオは、ドミサブの関係を分かり合える方と、真剣なお付き合いやご結婚を目指すための相談所です。お相手のご紹介はトビラの会が行っています。

  • ご入会面談は男女とも無料。面談専用の公式LINEで、ビデオ通話で行います
  • 男性は全員、身分証でご本人を確認しています
  • お写真は預かりません。お相手にお伝えするお名前は、呼ばれたいお名前で構いません
  • お断りは事務局からお相手にお伝えします。ご自身で言いにくいことを言わずに済みます
  • お会いする日時と場所は事務局が調整し、前々日と前日にリマインドが届きます。当日はお二人でお会いいただきます
  • 全国でお引き合わせしています。おやめになるのも、いつでも結構です
  • ご入会は20歳以上の方に限ります

女性はご入会金・年会費をいただいていません。
※お約束のキャンセルや無断での不参加など、会員規約(トビラの会)に定める場合には、違約金をいただくことがあります。

→ ご面談からお会いするまでの流れは、トップページの「お会いするまで、4つの段階。」をご覧ください。

よくあるご質問

ドミサブのサブミッシブと、Mは同じですか?

重なる部分はありますが、同じではありません。Mは主に行為や感覚の側から見た言葉で、サブミッシブは関係の中で「委ねる」役割を表す言葉です。痛みは苦手でも、委ねる関係には惹かれるという方もいらっしゃいます。

ドミサブの関係は、恋愛や結婚と両立できますか?

ドミサブは、会っている時間だけでなく、日常の中にも続くことがある関係です。そのため、恋人やご夫婦として関係のかたちを大切にしたい、というご相談も多くうかがいます。イディオは、そうした方のための相談所です。

経験がなくても、相談してよいのでしょうか?

はい。経験のない方からのご相談も多くいただいています。面談では、これまでのご経験やご希望をうかがいますが、うまく言葉にできなくても構いません。お話ししながら、一緒に整理していきます。

まとめ:言葉に名前がついたら、次は相手を

  • ドミサブ(D/s)は、導くドミナントと委ねるサブミッシブが、合意のうえで結ぶ関係のこと
  • SMが「行為」から見た言葉なら、ドミサブは「関係のかたち」から見た言葉。痛みがなくても成り立つ
  • 土台にあるのは信頼と合意。やめてと言えば止まる相手だから、安心して委ねられる
  • 面談でうかがう多くの女性が求めているのは、刺激より「この人になら委ねられる」と思える相手

「委ねたい」という気持ちに名前がついたら、次は、その気持ちを安心して預けられる相手を探す番です。誰にも話せずにきたことも、面談でならそのまま話していただけます。

まずは、お話を聞かせてください

ご入会を決めていない段階でも構いません。ご面談は無料で、ご自宅からビデオ通話で受けていただけます。

真柴 渉

この記事を書いた人

真柴 渉

トビラの会 カウンセラー。SM・ドミサブの嗜好を持つ方の面談とご紹介を担当。パートナー成立・ご成婚多数。安全を最優先に、心の相性を大切にしたご縁づくりをお手伝いしています。

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